結論から言うと、バスタは見えている草を早く枯らしやすいタイプ、ラウンドアップは根まで枯らして再生を抑えやすいタイプという違いがあります。
バスタは、葉や茎に薬液がかかった部分を中心に枯らす除草剤です。一方、ラウンドアップは、葉から吸収されて根まで枯らす除草剤です。
この記事では、一般家庭の庭で使う場合を想定し、バスタとラウンドアップの効果、効く草の種類、長持ち具合、雨への強さの違いを比較します。
| 比較 | バスタ | ラウンドアップ |
|---|---|---|
| 主な成分 | グルホシネート | グリホサート |
| 枯らし方 | 葉や茎にかかった部分を中心に枯らす | 葉から吸収されて根まで枯らす |
| 効果の出方 | 比較的早い | ややゆっくり |
| 得意な雑草 | 見えている一般的な雑草 | 根から再生しやすい雑草 |
| 再生しやすい草 | 再生することがある | 再生を抑えやすい |
| 雨への強さ | 散布後しばらく雨に注意 | 散布後1時間ほどで雨に強くなりやすい |
| 庭での違い | 早く見た目を整えやすい | しつこい草を処理しやすい |
基本的な効果の違い
バスタとラウンドアップは、どちらも葉や茎に薬液をかけて使う除草剤です。
違いは、地上部を中心に枯らすか、根まで枯らすかです。
バスタは、薬液がかかった葉や茎を中心に枯らします。地上に出ている草へしっかりかかると、比較的早く枯れた変化が見えやすいです。
ラウンドアップは、葉から吸収された成分が根まで移動します。枯れ始めるまでに少し時間がかかることはありますが、根まで処理できる点が大きな違いです。
バスタが効く草の種類
バスタは、庭や家まわりに生える一般的な雑草に幅広く効く除草剤です。
| 草のタイプ | バスタの効き方 |
|---|---|
| 若い雑草 | 効きやすい |
| イネ科雑草 | 効きやすい |
| 広葉雑草 | 効きやすい |
| 一年生雑草 | 効きやすい |
| 多年生雑草 | 地上部には効きやすい |
| 根から再生する草 | 再生することがある |
バスタは、庭の表面に出ている草、駐車場の端に生えた草、家まわりの雑草などを早く枯らしたい場面に合います。
ただし、根が残る草では、地上部が枯れてもまた出てくることがあります。スギナ、ドクダミ、ササのように再生しやすい草では、根まで枯らすタイプとの差が出やすくなります。
ラウンドアップが効く草の種類
ラウンドアップは、根まで処理したい雑草に効きやすい除草剤です。
| 草の種類 | ラウンドアップの効き方 |
|---|---|
| スギナ | 根まで枯らしやすい |
| ドクダミ | 根まで枯らしやすい |
| ササ | 再生を抑えやすい |
| ヤブガラシ | 再生を抑えやすい |
| クズ | 再生を抑えやすい |
| タンポポ | 太い根まで処理しやすい |
| メヒシバ | 効きやすい |
| オオバコ | 効きやすい |
ラウンドアップは、葉から吸収されて根まで届くため、再生しやすい草に使われやすい除草剤です。
すぐに茶色く枯れるというより、数日かけて弱っていくことがあります。早さよりも、根まで枯らすことに特徴があります。
芝生にかけた場合の違い
バスタとラウンドアップは、芝生の中の雑草だけを選んで枯らす芝生用除草剤ではありません。
そのため、芝生の間に雑草が生えている場合でも、芝生全体に散布すると、雑草だけでなく芝も傷む可能性があります。
バスタは、葉や茎にかかった部分を中心に枯らすため、芝にかかると芝の葉を傷めることがあります。
ラウンドアップは、葉から吸収されて根まで枯らすタイプです。芝にかかると芝も傷む可能性があるため、芝生を残したい場合は注意が必要です。
芝生の中の雑草を処理したい場合は、芝生用除草剤を使うか、雑草だけに薬液を付ける部分処理が考えられます。ただし、使える場所や方法は商品ごとに異なるため、必ずラベルの使用方法を確認してください。
芝生用除草剤は、レインボー薬品のシバキープIII粒剤などがあります。
長持ち具合の違い
長持ち具合は、土に長く残るかではなく、同じ草がまた生えてきにくいかで見ます。
バスタは、地上に出ている草を早く枯らしやすい一方、根が残る草では再生することがあります。
ラウンドアップは根まで枯らすため、同じ場所からの再生を抑えやすいです。スギナ、ドクダミ、ササ、ヤブガラシのようなしつこい草では、この違いが出やすくなります。
ただし、どちらも土に長く残って、新しい雑草を防ぎ続けるタイプではありません。
| 目的 | 合いやすい除草剤 |
|---|---|
| 今ある草を早く枯らす | バスタ |
| 今ある草を根まで枯らす | ラウンドアップ |
| 同じ草の再生を抑える | ラウンドアップ |
| 新しく生える草を長く防ぐ | どちらも本命ではない |
新しく生える草を長く防ぎたい場合は、防草シートや粒剤タイプの除草剤など、別の対策も検討する必要があります。
雨への強さの違い
雨への強さにも違いがあります。
バスタは、散布後しばらく雨に注意が必要です。薬液が葉や茎に残る前に雨で流れると、効果が落ちることがあります。
ラウンドアップマックスロードALシリーズは、散布後1時間ほどたてば、その後の雨に比較的強いタイプです。
| 状況 | バスタ | ラウンドアップ |
|---|---|---|
| 散布直後に雨 | 効果が落ちやすい | 避けたほうがいい |
| 散布1時間後に雨 | 効果が落ちることがある | 比較的強い |
| 散布6時間後に雨 | 影響は小さくなりやすい | 問題になりにくい |
| 雨の日に散布 | 避けたほうがいい | 避けたほうがいい |
どちらも雨の日に使うものではありません。葉や茎に薬液が付くことで効果を発揮するため、雨が降っている日や、すぐに雨で流れそうな日は避けたほうが安全です。
庭のしつこい雑草での違い
庭のしつこい雑草では、バスタとラウンドアップの違いがわかりやすくなります。
| 雑草の状態 | 合いやすい除草剤 |
|---|---|
| ふつうの若い雑草 | バスタ、ラウンドアップ |
| 早く枯れた変化を見たい | バスタ |
| スギナが多い | ラウンドアップ |
| ドクダミが多い | ラウンドアップ |
| ササが出てくる | ラウンドアップ |
| ヤブガラシが絡む | ラウンドアップ |
| 再生しやすい草が多い | ラウンドアップ |
| 散布後の雨が心配 | ラウンドアップ |
バスタは、今見えている草を早く枯らしやすい除草剤です。
ラウンドアップは、根まで枯らして再生を抑えやすい除草剤です。
単純な強さの違いというより、早く地上部を枯らすか、根まで処理するかの違いです。
まとめ
バスタとラウンドアップの違いは、見えている草を早く枯らすか、根まで枯らして再生を抑えるかです。
バスタは、葉や茎に薬液がかかった部分を中心に枯らします。地上に出ている草を早く枯らしやすいのが特徴です。
ラウンドアップは、葉から吸収されて根まで枯らします。スギナ、ドクダミ、ササ、ヤブガラシのような再生しやすい草では、ラウンドアップの特徴が出やすくなります。
どちらも薬液がかかった植物を傷める可能性があります。花壇、庭木、芝生、野菜の近くで使う場合は、枯らしたくない植物にかからないように注意が必要です。使用場所や散布量は商品ごとに異なるため、使う前にラベルの使用方法を確認してください。

