なでしことカーネーションのいちばん大きい違いは、花びらの見え方と使われ方です。
なでしこは花びらの先が細かく切れたものが多く、軽く見えやすい花です。
カーネーションは花びらが重なって厚みが出やすく、1輪でも華やかに見えます。
どちらもナデシコ属ですが、見た目も売られ方も同じではありません。
まず前提として、「なでしこ」は園芸では広めの呼び方です。
この記事では、園芸で「なでしこ」と呼ばれる花と、花屋でよく見るカーネーションを比べます。
| 項目 | なでしこ | カーネーション |
|---|---|---|
| 属 | ナデシコ属 | ナデシコ属 |
| 花びら | 先が細かく裂ける | 重なってふくらむ |
| 見た目 | 軽やか | 華やか |
| 花の印象 | 素朴 | 上品 |
| 咲き方 | 株で見せる | 1輪が映える傾向 |
| 茎 | 細め | 太め |
| 用途 | 花壇・鉢植え | 切り花・贈り物 |
| 定番場面 | 庭植え | 母の日 |
| 香り | 控えめ | 品種差あり |
| 雰囲気 | 和風寄り | 洋風寄り |
見た目の違い
なでしこは軽やか、カーネーションは華やかです。
なでしこは花びらの先が細かく裂けていて、線が細く、軽く見えやすい花です。
一方、カーネーションは花びらが何枚も重なって厚みが出やすく、丸くまとまって見えやすい花です。
咲き方の違い
なでしこ類は、鉢や花壇で株全体を見て楽しむ場面が多い花です。1輪を強く見せるというより、全体の雰囲気で見せる花と言えます。
一方、カーネーションは1輪でも存在感が出やすい花です。ただし、カーネーションには1本の茎に1つ咲くタイプだけでなく、スプレーカーネーションと言って、枝分かれして複数の花が咲くタイプもあります。そのため、「カーネーションは必ず1輪」とは言い切れません。

使われ方の違い

同じナデシコ属でも、なでしこは育てて楽しむ側、カーネーションは贈って飾る側に寄りやすい違いがあります。
なでしこは、庭や花壇、鉢で育てて楽しむ花として見かけやすいです。自然な雰囲気を出したいときにも合いやすい花です。
一方、カーネーションは切り花や贈り物として使われる場面が多く、特に母の日の花として定着しています。
今年の母の日に選ばれているカーネーション↓
香りの違い
なでしこは控えめに感じやすく、全体としてやさしい印象です。
一方、カーネーションの香りは1種類ではありません。品種によって差があり、甘さを感じるものもあれば、少しスパイシーに感じるものもあります。そのため、「カーネーションはこの香り」とひとくくりにはしにくい花です。
まとめ
なでしことカーネーションは、どちらもナデシコ属です。ただし、同じ花として一括りにすると分かりにくくなります。
違いを簡単に言うと、なでしこは花びらの先が細かく切れていて軽く見えやすい花、カーネーションは花びらが重なって厚みと華やかさが出やすい花です。
さらに、なでしこは鉢や花壇で楽しむ場面が多いです。

カーネーションは切り花や母の日の贈り物として使われやすい、という使われ方の違いもあります。

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